MENU
カテゴリー

NV350キャラバン オートクルーズ&スロコン取り付け pivot 3DR-L

NV350(E26)キャラバンに簡単後付可能なpivotのオートクルーズ機能付きスロコン「3DR-L(3-drive REMOTE レバースイッチタイプ/衝突軽減システム車対応)」を購入してみました。

今までこういった類の商品はあまり興味ありませんでしたが、近年、高速を使って遠出をするとなんとなく足が疲れている事に気が付きました。

そこでオートクルーズがあれば、、、となったわけです。スロコンはあまり使わないかもしれませんが、オートクルーズ機能は積極的に使っていきたいですね。

高速や交通量の少ない道路などでは足の疲れがかなり軽減されて運転が楽になると思います!

NV350キャラバン用の後付オートクルーズキットは数社から販売されていますが、なぜpivotの3DR-Lを選んだのかというと、別売り専用ハーネスを使用することで、ポン付けでき、取り付けが簡単だからという理由と、レバースイッチが純正っぽくて自分好み!

そしてなんと言ってもメイドインジャパンだったからですね!オートクルーズとなれば、半自動運転みたいなものですから、絶対的な信頼性が必要だと思います。

※ここで言うポン付けとは、難易度の高い特殊な加工が必要ないという意味合いとなります。また、取り付けは簡単な部類ではあるものの「面倒」です。

車両情報
  • 年式:2016年
  • 型式:VW2E26
  • エンジン型式:YD25DDTi(ディーゼルターボ)
  • トランスミッション:5AT
  • 駆動方式:2WD
  • グレード:GXライダー
  • ボディ:ロングボディ標準幅
  • 定員:2/5人
  • カラーコード:KH3(スーパーブラック)
目次

pivot 3DR-Lの主な特徴

  • レバースイッチでオートクルーズ操作可能(40〜140km/h)
  • レバースイッチは左右どちらにも取り付け可能(11mmの穴あけ加工が必要)
  • 安定した新⽅式の速度制御⽅式を採⽤
  • オートクルーズの速度はコントロールディスプレイに表示
  • 衝突軽減自動ブレーキシステム車に対応
  • 4モード全18パターンのレスポンスが調整可能なスロコン
スロコンモード一覧
レスポンスモード(5段階)低、中域のレスポンスをアップし、ワイヤー特性に近い設定
スポーツモード(7段階)全域のレスポンスをアップ
ECOモード(5段階)レスポンスを下げた低燃費走行モード
ノーマルモード純正の状態

別売り車種別ハーネスTH-5A(アクセル用)

純正アクセルハーネスカプラを取り外して割り込ませ、分岐カプラーから3DR-Lのユニットに配線を繋ぐための専用ハーネスです。

こちらのハーネスは車種別で販売されており、3DR-Lを取り付けるにあたり必ず必要となるハーネスとなります。

別売りブレーキハーネスBR-3

純正のブレーキハーネスカプラを取り外して割り込ませ、分岐ギボシから3DR-Lのユニットに配線を繋ぐための専用ハーネスです。こちらも車種別で販売されていますが、直接配線する場合は購入する必要はありません。

その場合、自分でブレーキ電源とブレーキスイッチ信号を車両のブレーキハーネスから取り出し、ユニットへ分岐配線する必要があります。

いろいろと面倒なので、個人的に付け替えるだけで済む専用ブレーキハーネスも買った方が良いと思います。純正のハーネスは出来るだけ「切った繋いだ」などの手を加えたくありませんからね!

取付け方

キット内容を見ると配線やらユニットやら沢山入っていて取り付けはさぞ難しいように思えてきますが、実際の取り付けはそれほど難しいものでもないです。

キットに付属してくる取扱説明書をしっかり読めば、丁寧に解説されていますので、それに従って作業を進めていけば特に躓くことは無いと思います。

次の項目からはpivot3DR-Lの取り付け方詳細をご紹介していきますが、取り付けは自己流で行ったものです。

説明書はしっかり読んでから作業しましたが、作業手順などは多少説明書と異なりますので、あくまでも参考程度にご覧頂ければと思います。

電気配線作業時はバッテリーアースを取り外して作業するのが基本となります。

必要工具

プラスドライバー、電工ペンチ、ニッパー、絶縁テープ、スパナ14mm、電動ドリル(11mm)など

レバースイッチの装着

コラムカバーを取り外し、11mmの穴を空け、レバースイッチを取り付けます。穴空けはインパクトドライバーに10mmのダボ錐を取り付けて行い、足りない分は棒やすりで削って広げました。

11mmの穴を空けたらレバーを差込み、ナットでロックします。レバー取り付け部には付属の傾斜スペーサーをかませてウインカーレバー側一杯まで傾斜をつけて取り付けました。この辺の調整は人それぞれだと思いますので、ノンスペーサーでもOKです!
※コラムカバーの外し方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

穴を空ける場所について

レバーを固定する場所は好みのところでよいですが、レバー根元には配線が通っていますので、取り付け時、配線が車両部品と干渉しないところに穴を空ける必要があります。NV350の場合キャラバンの場合、ウインカー操作表示の刻印のところに穴を空ければ、レバー根元の配線が車両部品と干渉することは無さそうです。

別売り車種別ハーネスTH-5A(アクセル用)の取り付け

アクセルペダルに付いているアクセルコネクターを取り外し、別売り車種別ハーネスTH-5Aを割り込ませてカプラーを繋ぎます。

アクセルコネクターは狭くて外し難い場所にありますが、片方の手でカプラのロックを押し、もう片方の手でカプラを引くと外せます。

カプラのロックがどこにあるかは、車種別ハーネスTH-5Aのカプラを良く見ると分かると思います。

ここのハーネスは断線すると厄介な事になりますので、無理をかけないで慎重に行いましょう!メインユニットに繋ぐ分岐カプラはペダル裏からサイドブレーキペダルの方に回しておきました。

別売りブレーキハーネスBR-3の取り付け

ブレーキペダルに付いているブレーキコネクターを取り外し、別売りブレーキハーネスBR-3を割り込ませ、カプラーを繋ぎます。

ここのコネクターも外し難くかったですが、カプラーのロックをマイナスドライバーで押しながらコネクターを引っ張ることで外せました。

なお、NV350の場合、ブレーキハーネスBR-3から分岐しているギボシ4本のうち、使うのは黒と灰の2本。黄色と青の線2本は使用しませんので、タイラップで束ねておきます。

コントローラーの取り付け

コントローラーをキット付属の両面テープやL字ステーを使って好みのところに固定します。場所によってはステーは使用せず、コントローラーを直接両面テープで固定しても大丈夫です。

コントローラーにはオートクルーズ時、設定車速が表示されますので、出来れば運転中に目視できるところに設置することをおすすめします。

NV350キャラバンのメーター周りの場合、運転中目視できる場所となると、設置場所が限られてきますね。私の車両はコラムカバー上にpivotのマルチモニターが付いていて、さらに設置場所が限定されてしまいました(汗)

いろいろ悩んだ結果、ステーを使ってタコメーター前に設置する事にしました。

車速信号、バック信号、アースの取り付け

ユニットの電源コードに車速信号、バック信号、アースの取り付けます。ユニット電源コードの車速信号、バック信号配線先端はギボシが付いていませんので、付属のメスギボシを電工ペンチで取り付けました。

私の場合、車速信号、バック信号はカーナビ裏から分岐ギボシで取り出しましたが、年式によってはスピードメーター裏から信号を取り出す必要があるかもしれません。

アースはどこでも良いです。今回はアース集合体ユニット(エーモン製)に接続しました。この商品地味におすすめです!
※カーナビの取り外し方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

ブレーキハーネス分岐ギボシの接続

ユニット電源コード2本をブレーキハーネス分岐配線と繋ぎます。赤と白、灰と黒の接続となります。

配線の取り回しとユニットの固定

今回一番面倒くさい作業かもしれない、配線の取り回しです。ステアリング下のカバーを取り外して、ユニット固定位置を決め、ユニットに繋がるカプラーを集合させます。

配線の取り回しで注意すべきは、いかなる場合でも、カプラー抜けや断線しないような取り回しです。ステアリングチルトや、アクセル、ブレーキ、サイドブレーキペダルが動作しても影響の無いように細心の注意を払って配線を取り回しました。

無事配線取り回しが決まったらユニットに各カプラー繋ぎ、ユニットを固定し、コードを束ねます。カバー、ナビを元に戻してpivot3DR-Lの装着完了となります!
※ステアリング下のカバーの外し方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

3DR-L取り付け完了後画像

コントローラーの視認性も良いですし、レバースイッチの位置もよく、操作性も良好です!まるで純正のような仕上がりに満足です!

pivotのスロコン&オートクルーズにはレバースイッチタイプの他にもボタンタイプのラインナップがありますが、個人的には断然、こちらのレバースイッチタイプがおすすめですね!ちょっと価格が高いですが、高いだけの価値はありますね!

初期設定(アクセル開度設定と車速パルス設定)

pivot3DR-Lの取り付けが完了したら、車両のアクセル特製や車速パルス信号を製品に設定(記憶)する必要があります。

この初期設定をしないと、スロコン&クルコンが正しく動作しませんのでご注意ください!設定は取扱い説明書に従って設定していくだけなので、特ににつまずくことはありません。しか~し!私の場合、今回ここで問題発生!


アクセル開度設定は問題なくできスロコンは問題なく機能しましたが、車速パルス信号設定を取扱い説明書通りの「パルス信号8」に設定しても、オートクルーズ機能が動作しませんでした(汗)

配線は何度も確認して接続したので間違っている可能性は低いはず。ならば、車速パルス設定をいじってみるかとなり「パルス信号2」にしてみたところ、無事オートクルーズが機能しました!!オートクルーズ機能しないときは冷や汗出ましたが、無事機能してホッとしました(笑)

pivot 3DR-Lオートクルーズが機能しない場合

3DR-Lを正しく接続したにも関わらず、オートクルーズが機能しないときはパルス設定を変更すると正常に機能することがあるようです。正常に動作しない場合、全パルスを試してみましょう。

pivot 3DR-L使用レビュー

実際に3DR-Lのオートクルーズ機能を使ってみての感想としては、高速道路の定速走行が兎に角楽です!

アップダウンの激しい場所でもアクセルの微調整は自動で行われますので足の疲れがありません!

トルクフルなYD25DDTiディーゼルエンジンとの相性も良いようで、高速道路において100km/h巡航ならず~っと5速ホールドで走行可能。

低燃費走行にも貢献してくれますね!

一般道での使用も可能ですが、信号、きついカーブ、交通量が少ないところ向けですね。50km/h程の巡航でも急カーブだと減速しないと横転しそうになるのでブレーキを踏んでオートクルーズを解除してしまいます。

信号も無く、ほぼ直線道路で交通量が少なければ一般道でも活躍すると思います。

レバースイッチの操作

40km/h以上で走行中、下ボタン「SET」を押すとオートクルーズ開始。オートクルーズ中は上ボタン「RES」を押すごとに2km/hスピードアップ、下ボタン「SET」を押すごとに2km/hスピードダウン。「RES」ボタン長押しで5km/hづつスピードアップ。「SET」ボタン長押しでオートクルーズ解除(ブレーキでも解除)。解除後「RES」ボタンで解除前の設定速度まで復帰。各レバー操作の内容はコントローラにデジタル表示されます。

ステアリングを握ったまま手元で操作できるレバースイッチも操作性は良好!やはり余所見をせず前を見ながら手探りで速度調整やオートクルーズオンオフできるのは良いですね!純正でオートクルーズが付いているクルマと遜色ない操作性と言えます!

スロコン機能もエコモード 、レスポンスモード、スポーツモード一通り使ってみましたが、それぞれのモードで全く違うアクセルレスポンスでした!

エコモードだとアクセルを一気に踏み込んでもモッサリとした加速となり、省エネ運転が可能。レスポンスモードは低、中域のレスポンスをアップする感じでワイヤー特性に近い乗り味です。

スポーツモードだと一気にエンジンが吹け上がり、ノーマル状態とは比べ物にならないくらいハイレスポンスな特製となります。

エンジンの馬力がアップしている訳ではありませんが、まるでエンジンがパワーアップしたかのような錯覚を覚えます。スロコンの設定だけで、これだけエンジンレスポンスの差があると面白いですね♪

スロコンの設定

スロコンのモード選択はコントローラのボタン操作にて行います。モードはノーマルモード含め全4モード、18パターンのレスポンが選択可能。

以上、今回はpivotのオートクルーズ付きスロコン3DR-Lの取付け方と使用レビューをご紹介いたしました。NV350キャラバンにお乗りの方でオートクルーズやスロコンに興味のある方は参考になれば幸いです。

動画

pivot3DR-Lのレバー操作使用感、クルーズコントロールを実際に使用している様子を撮影した動画です。記事と合わせて参考にしてみて下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (8件)

  • オートクルーズいいですね!
    しかも自分で取り付けしたオートクルーズなんて満足度upですね!
    続報を楽しみにしてます。

    • キャラバスさん
      高速道路多用する方にはおすすめかと思います!ディーゼルエンジンとの相性も良く、高速でしたらず~っと5速のままでいけますね!

  • はじめまして
    今年のはじめからNV350 VXディーゼル 5MTに乗っています
    いつも参考にさせていただいております

    今回、pivot3drive-αを取り付けてみました
    適合表ではATのみ記載がありましたが、MTでも特に問題なく動作しています。
    自動ブレーキ作動時にちゃんとオフになるかは未チェックですが…

    以上、ご報告と情報共有です。

    • まげお様
      はじめまして。
      5MTにも装着可能なんですね!情報共有ありがとうございます。
      素朴な疑問なのですが、オートクルーズ中、坂道などで変速が必要な場合、MTの場合どうなるのでしょうか?

  • 破壊班さま
    変速しなければオートクルーズがかなりのスロットル開度で頑張りますw
    その頃にはエンジンの振動が激しすぎて乗れたものではないですが…
    変速は一旦クルーズを解除するか、レスポンスの鈍さを活かした?高速シフトチェンジで誤魔化すか、です
    とはいえ60km/h以上では5速固定で問題なく走れるので困りはしませんが…
    そんな感じで、あまり変速の必要性を感じないのでした

    • まげおさん
      なるほど、MTだとそういった動きになるんですね。
      確かに60km以上だと5速固定で大体のところは走れちゃいそうですね!
      気になっていたので情報ありがとうございました。

  • 破壊班さんこんにちは。いつも参考にさせていただいてます。
    私もVXのディーゼルMTに乗ってます。
    ピボットさんにクルコン装着出来るか問い合わせたら問題ないとの事でした。(ただ、ブレーキカプラーの形状とクラッチスイッチの形状と導通状態の確認が必要)
    クラッチスイッチはクラッチを踏んだ時にクルコンオフにするためのもので無きゃ無いで良いとも言われました。その場合はクラッチ切ってもアクセルオフならずエンジン吹かしたようになりますが。。。
    適合表に載ってないので断られるかと思いきやピボットさん懐が深いです。

    • キュウキさん
      こんにちは!
      情報ありがとうございます!
      PIVOTさん対応素晴らしいですね!

破壊班 へ返信する コメントをキャンセル

画像を追加できます (JPEGのみ)

目次