ディーラーにてバッテリー診断を受けましたら、やや性能低下とのことなので、この度バッテリーをDIYで交換することにしました。
バッテリーは2016年4月に新車で購入以来4年間、一度も交換していませんので、そろそろ交換しようと思っていたところです。走行距離は約60000kmで、バッテリー上がりは一度も無しです。
バッテリーの購入と交換は予算などの都合と、自分で交換してみたいという点からディーラーでは行わず、DIYでの交換になります。
- 年式:2016年
- 型式:VW2E26
- エンジン型式:YD25DDTi(ディーゼルターボ)
- トランスミッション:5AT
- 駆動方式:2WD
- グレード:GXライダー
- ボディ:ロングボディ標準幅
- 定員:2/5人
- カラーコード:KH3(スーパーブラック)
NV350キャラバン適合バッテリーサイズ
私の車両に搭載されているバッテリーは110D26L‐HRとなりますので、このサイズを元に取り付けるバッテリーを選ぶことになります。※表が見切れてしまう場合はスクロールできます。
エンジン形式(排気量) | QR20DE (2000cc/ガソリン) | QR25DE (2500cc/ガソリン) | YD25DDTi (2500cc/軽油) |
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仕様 | 標準(M/T車) | 標準(A/T車) | 寒冷地仕様またはリアクーラー付車 | 標準 | 標準 | 寒冷地仕様またはLV車(4WD) |
バッテリー形式 | 55B24L‐HR | 80D23L‐HR | 80D23L‐HR | 80D23L‐HR | 110D26L‐HR | 110D26L‐HP |
容量(V-Ah) | 12 – 36 | 12 – 52 | 12 – 52 | 12 – 52 | 12 – 64 | 12 – 64 |
今回取り付けるバッテリーはカオス(caos)
今回取り付けるバッテリーはパナソニックのカオスブルーバッテリーC7シリーズ標準車(充電制御車)用のN-125D26Lです。
特にメーカーなどにこだわりはなかったのですが、口コミで高評価の多いカオスを選びました。購入はAmazonで、価格は約12700円です。
メーカーの公式サイトによればカオスブルーバッテリーの大まかな特徴は以下の通りとなります。詳細につきましては公式サイトをご覧いただければと思います。
- 大容量、高水準で充電制御車の省燃費性能を引き出す
- 充電制御車でも長持ち1.66倍
- 減液制御性能約1.59倍でバッテリー液補充の手間を軽減
- カーオーディオの音質向上
- こだわりの日本製、3年保証
カオスバッテリーの製造年月日の確認方法
カオスブルーバッテリーの製造年月日は、基本的にバッテリー本体上面のラベル蓋に記載されています。今回取り付けるバッテリーの場合、赤い囲みの部分が製造年月日となります。
6桁の数字解読方法は、左から2桁が日、次の2桁が月、最後の2桁が年(西暦の下2桁)となります。
今回のケースですと「070220E」と記載されていますので、解読すると「2020年02月07日」に製造されたバッテリーという事が分かります。
末尾のアルファベット「E」は製造年月日と関係ないようです。
バッテリーの場所
NV350キャラバンのバッテリーは助手席の下にありますのでエンジンフードを開ける必要があります。エンジンフードの開け方はこちらの記事を参考にしてみてください。
取り外し
- バッテリー端子を取り外す際はキースイッチオフ後、QR20/25エンジンで30秒、YD25DDTiエンジンで2分経過後に行います。キースイッチオフ直後はECUが動作している場合もあり、動作中に端子を外すとECUデータが破損する恐れがある。
- エンジン回転中はバッテリー端子を外さない。
バッテリープラス端子のカバーを開け、プラス端子を取り外します。
バッテリーフィックスフレーム取り付けナットを取り外し、バッテリーフィックスフレームを取り外します。
白いバンドを持ってバッテリーをバッテリートレイごと取り外します。
バッテリーが収まっていたスペースやバッテリートレイはなかなか掃除する機会がありませんので、ついでにお掃除しておきましょう!
新車搭載のバッテリーは日立化成製
製造時に搭載されていたバッテリーは日立化成製(日本製)でした。重量は約17.8kgとカオスより約2.3kg軽量です。
取り付け
- バッテリーの取り付けは必ずプラス端子から取り付ける。
- バッテリー端子に腐食や接続不良が無いか確認する。
- バッテリー接続部周辺は汚れが無い状態でしっかりと締め付ける。
- バッテリー付属の取扱説明書を読む
バッテリートレイにカオスバッテリーを乗せ、カオスバッテリーに付いていた取っ手を外します。
バッテリーを車両に設置します。この時トレイ底面の凹凸がしっかり車両側の溝にハマっていることを確認します。
バッテリーフィックスフレームを取り付け、ナットで固定します。ここのナット規定締め付けトルクは3.9N・mです。締め過ぎに注意してください。
プラス端子を取り付けナットで固定します。ここのナットの規定締め付けトルクは5.4N・mです。ナットを締め付けらカバーを閉じます。
マイナス端子を取り付けナットで固定します。ここのナットの規定締め付けトルクは5.4N・mです。
バッテリーの交換作業は以上です。取説と一緒に交換日を記載するラベルが付属してきますので、必要に応じて記載と貼り付けを行います。
パワーウインドウリセット方法
バッテリー端子を取り外すと、パワーウインドウオート機能がリセットされ機能しなくなる場合があります。そのような場合には再設定する必要があります。手順は以下の通りです。
- ドアを閉める
- キースイッチをONにする
- パワーウインドウスイッチを操作し、ガラスを半開以上にします。(既にガラスが半開以上の場合、この動作は不要)
- パワーウインドウスイッチをオートアップ動作位置まで引き続け、ガラスが全閉位置で停止した後もスイッチを2秒以上引き続けます
- オート機能が正常に機能することを確認します
まとめ
NV350キャラバンのバッテリー交換は注意点を守ればDIYでも可能かと思いますので、参考になればと思います。ちなみに今回は各種電装品のメモリーバックアップは行わずにバッテリー交換をしました。
オーディオやナビ、各種電装品の再設定が面倒な場合はバックアップ電源を使用してバッテリー交換をすることをお勧めします!
メモリー保護のためのバックアップは車両のシガーソケットにつなぐ方法だったり、搭載バッテリーの端子に繋ぐ方法などがあります。それらのメモリーバック電源は通販等で購入することができます。
今回のバッテリー交換は日産NV350キャラバンのサービスマニュアルを参考の元に行いましたが、記事中の作業方法が100%正しいという事ではないです。
当ブログ記事が原因となり事故、損害などが発生しましても当方責任は負いかねます。当ブログの情報は参考程度にしていただければと思います。
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