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NV350キャラバン スライドドア アシストグリップ 簡単取り付け方法 前期後期対応

NV350キャラバンのリアスライドドア左右にアシストグリップを取り付けました。我流ではありますが、オリジナルの取り付け方法!?を編み出しましたのでご紹介いたします!(既に同じ方法で取り付けている方がいたらごめんなさい)

ネットでリアアシストグリップの取り付け方法を調べてみると、カットした鉄板に穴開け加工とタップ加工をした自作ステーを用いた取り付け方法が定番となっていました。

勿論その方法でバッチリなのですが、多くの方は鉄板を切ったり、穴開けたり、タップ立てる工具を持っていないので、DIYでの取り付けにはちょっと難易度が高いような気がします。

ショップなどで販売されているキットもののリアアシストグリップなら取り付け用の専用ステーが付属していますが、価格があまりにも高すぎる印象です。

そこで、どうにか難しい加工無し&安価で誰でもお手軽にアシストグリップを取り付ける方法がないかを考えた結果、良い方法を思いつきました!

その方法とは、ステーを自作せず、代わりにリーズナブル価格の既製品の四角板M8ナットを用いた取り付け方法となります!(詳細は後述)

内張カット加工は必要ですが、ステーを自作加工する必要がありませんので、取り付け難易度はグッと下がると思います!

これからNV350キャラバンにリアアシストグリップを取り付け予定の方は是非参考にして頂ければと思います!

車両情報
  • 年式:2016年
  • 型式:VW2E26
  • エンジン型式:YD25DDTi(ディーゼルターボ)
  • トランスミッション:5AT
  • 駆動方式:2WD
  • グレード:GXライダー
  • ボディ:ロングボディ標準幅
  • 定員:2/5人
  • カラーコード:KH3(スーパーブラック)
後期型は取り付けが楽?

2017年~の後期モデルは助手席側のみ最初からアシストグリップを取り付けできるスタッドボルトがボディに付いているようです。

内張のカットは必要なもののアシストグリップ自体はM8ナットで止めるだけとなります。楽でいいですね!

運転席側にはスタッドボルトが無いようなので、今回紹介する方法か自作ステーで取り付ける必要があります。

目次

買い揃えた部品と価格一覧

今回リアアシストグリップを取り付けるにあたり用意した部品と価格です。

ご覧の通り、ネットショップで販売されているキットものよりもかなりお得です(笑)

名称品番価格(税抜き)
日産純正アシストグリップ助手席側
76943-3XA0A1560円
日産純正アシストグリップ運転席側
76942-VX2001710円
エスコ四角ナット10個入り(M8/34mm×23mm/厚み2.3mm)
EA949GS-8630円
八幡六角ボルト4個入れ(M8×15mmワッシャー付き)
ホームセンターで購入110円
合計4010円

運転席側用アシストグリップが存在

ネット上ではアシストグリップは左右共通という情報が散見されており、助手席側用をそのまま運転席側に取り付けるのが一般的です。

しかし、それは誤りで、左用を右側に取付けるとアシストグリップの形状上、助手席側と運転席側で取り付け高さがズレてしまうんですよね。
(運転席側の取付穴を新たに新設すれば助手席側と同じ高さで取り付け可能ですが、加工が面倒)

そこで、E25キャラバン用の運転席側用アシストグリップを流用します。

E25の運転席側用はE26の助手席用と対称形状となりますので、そのまま取り付けても高さにズレは生じません!

E25用はほんの少しだけ色味が濃い感じですが、左右離れていますので取付けてしまえば色の違いは分かりにくいので問題ないと思います。

四角ナットは様々な物が代用可能

四角ナットは今回使用したものの他にも様々な種類があり、ものによっては代用可能です。例えば下画像のような四角板ナット。これはホームセンターなどで売られているもので1袋100円位です。


ただこれだと少し縦横のサイズが小さく13mmしかありませんので、ボルト止めするとき供回りしてしまいそうですね。供回りの問題さえクリアできればこの四角ナットでも全然OKかと思います!

取り付け手順

内張(トリム)を取り外し、定位置にアシストグリップを板ナットで固定、内張をグリップの形状に合わせてカット、内張を元に戻す。といった流れになります。

次の項目からは各作業の詳細を書いていきたいと思います。※作業内容は助手席側となりますが、運転席側もほぼ同じやり方です。

内張の取り外し

ウェザーストリップを取り外します。

エンジンフードハンガーを取り外します。ここはトルクスネジT30となっていますので、工具を持っていない方はあらかじめ用意しておいた方が良いですね。

仕切り棒の受けを取り外します。ここのプラスビスはかなり固く締まっていますので、適切なサイズのドライバー(3番)を使用して緩めるようにします。どうしても緩まない場合、インパクトドライバーやショックドライバーが有効です。

シートベルトを固定しているボルト(14mm)を取り外します。

内張を慎重に剥がし取ります。手の力で引っ張って剥がすことが出来ると思いますが、無理そうな場合リムーバーを使用します。

内張を剥がすとキッキングプレートに引っかかります。キッキングプレートを持ち上げながら内張を引き抜き取り外します。

内張が取り外せました。クリップの位置はこのようになっています。取り外す際は参考にしてみてください。

アシストグリップの取り付け

アシストグリップ取付穴は矢印のところです。※後期型は最初からここにスタッドボルトが付いているとの事です。

取付穴後ろ側に四角ナットをセットし、M8ボルトで抱き合わせて止める形となります。

四角板ナットを穴の後ろ側にセットします。突起が無い方が車両内側です。

四角板ナットをセットする際はナットにテープ等を貼り、脱落防止処置をすることをおすすめします。誤って隙間にナットを落としてしまうと拾い上げるのがかなり困難になります。Bピラーのところにはスポンジが敷き詰められていますが、そこの隙間からナットが落ちる可能性もあります。

四角板ナットは矢印のところの穴からセットすることが出来ますが、狭くて難しい場合はシートベルトユニットを外したり、エアコン配管の固定バンドを外すと良いと思います。

四角板ナットを穴の後ろにセット出来たら、片方のてナットを押さえながらアシストグリップをナットで仮止めます。

アシストグリップ上側を仮止めできたら下側の固定に移ります。仮止め後は脱落防止に使用したテープを剥がしても大丈夫です。

下側も同様に四角板ナットを取付穴後ろにセット。

アシストグリップを仮止めして脱落防止のテープを剥がします。

上下のボルトを本締めしてアシストグリップの取り付けは完了です!簡単には破損しませんが、板ナットは厚み2.3mmですので締め過ぎにはご注意ください。

四角板ナットは供回りしないのか?

板ナットをセットする所の周りは狭くなっているため、ボルトを締め込んでいくとうまい事ナットが壁に当たり勝手に押さえられた状態になります。

ですのでボルトを締め付ける際、四角ナットを押さえつけなくても、供回りはしません!

ボルトがナットにかかりにくい時の対処法

今回固定に使用したボルトはM8×15mmですが、スプリングワッシャーと平ワッシャーをかませるとネジ山が短くなってしまい、ナット側にギリギリ届かなくなってしまいました。

対策として、スプリングワッシャーをプライヤー等で少し縮めて取り付けました。スプリングワッシャーを取り外し、平ワッシャー2枚でも良いと思いますが、その場合ボルトに緩み効果が失われますので、緩み止め防止剤を塗ったほうが良いかもしれません。

ボルトは長過ぎてもダメ

長すぎる固定ボルトを取り付けた場合、ボルトがボディ側に当たり、最悪ボディに変形が生じますのでご注意ください!

デプスゲージで測ってみたところ穴の奥行きは7mm程度でした。アシストグリップ取り付け部の厚みは5mm程度なので今回の様に長さ15mmのボルトにスプリングワッシャーと平ワッシャーを入れるのが丁度良いと思います!

長さ16mmでも大丈夫だとは思いますが、試していませんので何とも言えません。

内張のカット

クリップを取り外します。

罫書想定場所にマスキングテープを貼り付け。

内張を仮付けします。

アシストグリップに定規を当てて罫書ます。

奥行は最初から切り過ぎると取り返しがつかなくなるので、最初は控え目に28mmほどカットしてみます!

内張をカットする方法はいろいろとありますが、私は家にフリーウェイコッピングソー(糸鋸)があったのでこちらででカットしてみました。

こちらのフリーウェイコッピングソーは切れ味も良いですし、全方向を一気にカットできますのでおすすめです!

ひとまずこのような感じでカットしました。

車に合わせながらヤスリなどで微調整していきます。

最終的にはこのような形状となりました。高さ約30mm、奥行き約32mm、角にはグリップ形状に合わせたアールを付けてみました。

カットしたところやヤスリで削った所は樹脂が白くなってしまったり、毛羽立ってしまいます。対処法としてライターやヒートガン等で炙ります。すると元の樹脂の色に戻ってくれます!※裸火だとすすが付きやすいので個人的にヒートガンがおすすめです。

内張を元に戻してアシストグリップの取り付けは完了となります!

運転席側は作業スペースが狭い

運転席側も基本的な取り付け方は助手席側と同じですが、こちらは四角板ナットをセットする作業スペースが少ないです。作業スペースを確保するため、邪魔になるものを外してから取り付けました。

ヒダヒダ内外問題に関して

アシストグリップの取り付け方をネットで探していると、ヒダヒダを内張の外側に出して取り付けるのが一般的とされ、ショップで売られているキット品の参考画像もそのように取り付けられています。

しかし、冷静に考えるとヒダヒダが外に出ているのって何か変ですよね、、、例えるならば、まるでズボンのポケットがビロ~んと出ているような違和感!?(笑)

また、実際にヒダヒダを外側に出して取り付けてみた感じでは、ウェザーストリップ部に隙間が出来ました。おそらく内張に無理な力が加わっているんですよね。

なので私は最終的にヒダヒダを内側に入れて取り付ける事にしました。ヒダヒダを内側に入れる事でウェザーストリップの隙間もなくなり、見た目はかなりスマートになります!

ヒダヒダを内側に入れる場合、内張カットの精度が悪いと見た目が悪くなってしまいますが、しっかりとカットすればまるで元からアシストグリップが付いている車かのような仕上がりになります!

結局内外どちらが正解か?

内張を綺麗にカットできるのであれば、ヒダヒダは内側へ。綺麗にカットするのが難しい、または面倒な場合はヒダヒダを外に出すという事で良いと思います。

但しウェザーストリップの収まりが良いのは、間違いなくヒダヒダを内側に入れた付け方です!

完成画像とまとめ

以上自作ステー無しでリアアシストグリップを取り付ける方法をご紹介してみました!

この方法ですと、どうにか内張さえカットすれば、だれでも簡単&安上りでリアアシストグリップを取り付け可能かと思いますので参考にして頂ければ幸いです!

動画

アシストグリップ取り付け後の様子を動画にしました。こちらも参考にしてみてください!

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コメント

コメント一覧 (11件)

  • 毎回、お値段以上の出来具合でさすがですね。
    動画を拝見した際、えっ?ひだひだ消えた?と思っていましたがブログのヒダヒダ内外問題に関してを読み納得です。本当に参考になります。

    • キャラバスさん
      お褒めの言葉ありがとうございます!
      アシストグリップ取り付けは初めてでしたので、不安がありましたね!
      実際取り付けてみた感想としては、正直ヒダヒダは隠して取り付けるのが正解なのではないかと予想しています。
      ショップで販売されているものはトリムを適当にカットしても大丈夫なようにヒダヒダを外に出す仕様にしているのではないでしょうか!

  • はじましてYouTubeをみてこちらに来たんですが、質問させて下さい。nv350 後期を購入したんですが、リアのアシストグリップを付けようと考えているんですが、助手席側はよく品番を見かけるのですが、こちらを拝見していたら運転席側もあるのが分かったので、もしよろしければ品番を教えて頂きたいと思ったのですが。あえて品番を載せていなかったのでダメなら大丈夫ですが。ディラーに聞いたら分かるものなんですかね?
    すみません長々質問してしまいましだがよろしくお願いします。

    • イガラシさん
      はじめまして!
      ブログに書いてある通り、ブログ読者様から品番を教えて頂いたものなので、こちらでは公開していませんm(__)m
      もしかしたらディーラーでは知っているかもしれませんね!

  • 初めまして。
    9月にプレミアムGX(H27年式・ディーゼル)デビューさせていただきました

    midnight ninjaと申します。

    いろいろ情報を検索してこちらにたどり着きました。
    先人の方の非常に参考になるブログありがとうございますm(_ _)m

    早々に、アシストグリップをDayで取り付けさせていただきました。
    (高齢の方をセカンドシートに乗って貰ったら、降りるときにステップが見えずに、下まで墜落したもので(^◇^;)

    用途は、バイクのトランポと移動事務所の兼用とイレギュラーな使い方ですが、これからも参考にさせていただきます。

    今後とも、ブログ記事、参考とさせてください。

    PS、元の持ち主が土建屋さんらしく、車内が土埃とタバコのヤニで内装Dランクでした。
    その分、安かったんですがね。。。天井の内装っていくらくらいするんですかね(汗)

    • midnight ninja様
      はじめまして!
      ブログご覧いただきありがとうございます!
      アシストグリップはあると高齢者や子供には優しいですよね!
      ルーフライニング(天井)は確か4-5万するはずです!
      今後ともブログのご愛読よろしくお願い致します。

  • これから施工される方、参考にしてください。
    ◆仕切り棒受けのプラスビス取り外し
    ラスペネ、556などの浸透潤滑剤をスプレーする。
    ショックドライバー(手動式インパクトドライバー)は立て続けに叩く。5回くらい
    ◆シートベルトを固定しているボルト(14mm)取り外し
    助手席が邪魔なのでエンジンフードを開けると取り外しやすいです。

  • 日産純正アシストグリップ運転席側をディーラーにお願いしたのですが、1か月後に「ない」との回答がありました。
    型番:〇〇〇〇〇-●●●●●
    型番の内、白丸の部分については、これかなというものを伝えたのに。。。伝え方が悪かったのかな~
    私が通っているディーラーでは見つけてもらえませんでした。
    あきらめて、助手席側のアシストグリップを運転席側に付けるか悩み中。

  • はじめまして。
    今年 念願のキャラバンを購入!
    ブログを参考にさせてもらっています。
    早速アシストグリップの取り付けに挑戦とばかりに内張りを剥がすと新型はボルトが生える!
    今までとは逆にボルトにはめ込みナットで固定するようです。
    ボルト径は変わらずM8でした。
    運転席側は未確認ですが。

    • ゼンダ01さん
      はじめまして!ブログご覧いただきありがとうございます。
      ボルトが生えていると取り付けが容易なので良かったですね!
      運転席側は確か生えていないと思います。

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