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NV350キャラバン ロアアームボールジョイントブーツ交換 (ひび破れ修理)E25/E26

先日タイヤ交換をした際、ついでにフロントのアーム類の点検をしていたらロアアームボールジョイントブーツに多数のひび割れを発見致しました。


見た感じ早々に破れる感じもしませんが、一度破れてしまうと異物や水が混入し、ボールジョイントが一気に錆びたりすり減ったりする可能性が高まります。


ブーツが破れてしまうと車検もNGとなりますから、破れる前に新品に交換することにしました。

新車購入からおよそ5年、走行距離約69000km、一度も交換していない各所消耗部品がちらほらとダメになってきているみたいです。

因みにロアアームボールジョイントブーツのひび割れの他、タイロッドエンドブーツにもひびが入っていました。そちらも近々交換する予定です。


今のところスタビリンクやアッパー側のボールジョイントブーツにはひび割れは無いようです。

車両情報

年式:2016年
型式:VW2E26
エンジン型式:YD25DDTi(ディーゼルターボ)
トランスミッション:5AT
駆動方式:2WD
グレード:GXライダー
ボディ:標準幅
定員:2/5人
カラーコード:KH3(スーパーブラック)
走行距離:約69000km

目次

日産部品ではブーツ単品なし

日産の純正部品ではブーツのみの設定が無く、ブーツが破れた場合ボールジョイントアッセンブリでの交換となります。

ボールジョイントアッセンブリの価格は片側(左右共通)4320円(税抜き)しますので、左右交換となると部品代だけで10000円近くが飛ぶことになります!なかなかの負担ですね(汗)

仮に整備工場などに作業を依頼した場合、部品代の他に工賃が発生いたしますので、総額15000円~位にはなるかもしれませんね。

いや~車を維持するのってお金がかかりますね。

名称品番税抜き価格
ボールジヨイント アツセンブリ-,ロア
40160-VW000
4320円

社外品でブーツのみを入手可能

でも安心してください!社外品でブーツのみが単品販売されています!


単品のブーツを購入し、自分で交換することが出来ればかなりお得にブーツ破れを修理することができます。

今回私が購入したのは大野ゴム工業製の物で、品番は以下の通りとなります。通販で購入、1個単価529円(税別)でした!

名称品番サイズmm価格相場
ボールジョイントブーツDC-1688大径47×小径22×高さ38529円~

ボールジョイントの取り外し

ジャッキアップして車両をリジットラックに載せ、タイヤを取り外します。


プライヤーなどを使用し、コッターピンを取り外します。


本来コッターピンは再利用不可部品ですが、今回は注文していた新品がまだ届きませんので、その間だけ再利用します。※コッターピン純正品番00921-4302A(1個140円税別)


ロアリンクから27mmサイズのナットを取り外します。マキタの18VインパクトレンチTW300Dで秒殺でした(笑)流石文明の利器!楽ちんです!


こちらのナットはかなりきつく締め込まれています。インパクトレンチをお持ちでない方は丈夫なコマとスピンナーハンドル等(12.7mm角以上推奨)が必要かと思います。


更には延長パイプなどの併用も必要になるかもしれません。もしくは打撃メガネレンチを使用するのも有効かと思います。

ただし、打撃メガネレンチを使用する場合は大きな打撃を与えるために大き目のハンマーも必要になってしまいます。

となるとスピンナーにパイプ延長が現実的ですかね。打撃メガネレンチに単管パイプ延長の荒業もあり!?


固着を少しでも解消させるためボールジョイントとナックル嵌合部にラスペネをスプレーし、ナックル周辺をハンマーで叩いておきます。効果あるかは不明です。


SST(Special Service Tool=特殊工具)をロアボールジョイントにセットしボールジョイントをナックルから引き抜きます。


この時、ねじ山の破損及びSSTが突然外れる恐れがあるので、ナットを仮付けしておきます。

また、ボールジョイントがナックルから抜ける際、ガツンと勢いよく外れますので、SSTが吹っ飛ばないように紐などで括っておくと良いと思います。

プーラーを締め込むにはなかなかのパワーを使いますので、レンチにパイプをかけるのが有効です。


ボールジョイントがナックルから抜けたらナットを取り外します。


スタビライザーリンク上側のナット(17mm)を外し、スタビリンクをロアリンクから分離します。※スタビリンクを分離しないと次工程のボルトを外せないため。


ロアリンク下部4箇所のボルトナット(19mm)を取り外します。


ナックル下側を手前に引きよせ、ボールジョイントアッセンブリをロアリンクとナックルから取り外します。



今回使用したSSTはアストロプロダクツで購入したもので品名は「AP 2LEGプーラー」という物です。価格は3300円(税抜き)でした。


本来の用途はギヤやベアリング抜き用とのことですが、大きくて頑丈そうなので買ってみました。結果、いい感じで外す事が出来ました。無駄な買い物にならなくて良かったです。

ブーツの取り外し

貫通マイナスドライバーなどでブーツの隙間を叩き開け、奥の金属部に傷を付けないようにブーツを取り外します。


古いグリスをウエスでふき取り、ボールジョイントにガタや損傷が無いかをチェックします。今回は問題なさそうです。問題があればボールジョイントアッセンブリ交換です。


ガタや損傷が無くても、あまりにもジョイント部が抵抗なしにスルスル動く場合はボールジョインとの摩耗、寿命が考えられます。

この辺の点検は素人の感覚では判断難しい点もあります。不安な場合整備工場で測定器を用いて、「よう動トルク、摺動トルク測定(どれ位の力でジョイントが動くか)」を行って判断してもらうのが賢明となります。

ブーツ取り付け部に傷を付けてしまったら

ブーツを取り外す際、ブーツが収まっているところに傷を付けてしまったら、ヤスリなどでバリを落とし、オイルストーンやサンドペーパーでならせば特に問題ないと思います。

ブーツの取り付け

ボールジョイント部、及びブーツ内にグリスを塗ります。外したブーツ内にグリスがたっぷり入っていいたので多めに塗布。


今回使用するグリスは家にあったAZのウレア系グリスです。ちょう度は2号です。

ブーツインストーラーを使用してブーツをボールジョイント部に打ち込みます。サイズは内径Φ53を使用。偏りがないように満遍なく叩き込むのがポイントです。


打ち込んだらブーツ部に隙間などが無いかを点検します。ブーツを押し込んで余計なグリスがあるようであればふき取ります。


今回使用したブーツインストーラーはモノタロウのセット物(9890円税別)となります。多様なサイズがセットされているので1セット持っていると便利です!

内径Φmm外径Φmm
34、36、37、38、42、45、48、53 44、46、47、48、52、55、58、63


因みにモノタロウと全く同じであろうブーツインストーラーが某通販サイトで2倍の価格で販売されていました。この記事を見た方々はモノタロウで買ってください!半額です(笑)

ブーツインストーラーを使わない場合

ブーツインストーラーの代わりにウォーターポンププライヤーを使用してかしめる方法、ブーツ径に近いサイズの塩ビパイプを使用して打ち込む方法、ラチェットのコマを使用する方法も有効です。


ようするに、ブーツに傷を付けずにピタッとはめ込むことが出来ればどんな方法でもOKですね!ほかにもいろいろなやり方があると思います。

自分独自の方法を考えて編み出すのも面白いですね!

組み込み時の締め付けトルク

あとは分解した逆手順で各パーツを組み込んでいきます。

ロアリンクとボールジョイントアッセンブリを止めているボルトナットの締め付けトルクは81N·mです。


スタビリンクのナットは120N·mで締め付けます。スタビリンクをロアリンクに嵌めるのが難しい場合、スタビを長いパイプなどであおってやるとスムーズに嵌める事が出来ます。


ボールジョイントのナットは155N·mで締め付けます。私は140N·mまでのトルクレンチしか所持していませんので、一旦140N·mで締め付けた後、更にそこから少しだけグイっと締め付けておきました。


最後にコッターピンを差し込み折り曲げ、ロアボールジョイントのブーツ交換は完了となります!助手席側もやり方は同じです。

修理を終えての感想

今回のロアボールジョイントブーツ交換をしてみての感想は、作業難易度はそれほど高くは無かったです。

ただし、ボールジョイントとナックル嵌合部はかなり固く固着していますので、そこを外すときだけちょっとコツと言うか注意が必要です。

SSTのサイズが合っていないと、うまく外せない可能性が大きいのではないかと思いました。

その点では今回使用したアストロのプーラーは使い勝手良かったです!NV350キャラバンのロアボールジョイントを抜くのにおすすめのSSTです。価格も安めですし!


試していませんが、大き目のタイロッドエンドプーラーでも行けるかもしれません。

でもやっぱり今回使用したような2本爪のプーラーの方が真っすぐ引き抜けるので良いかもです。※メーカーでも今回使用したような2本爪プーラーを推奨している。

因みに嵌合部を大きなハンマーで強めにぶっ叩いて取り外せるかも試しましたが、今回は無理でした。軽自動車とかは外せたんですけどね。

今後NV350キャラバンをお乗りの方でロアボールジョイントのブーツ交換をDIYで行う予定の方は少しでも参考になればと思います。

因みにNV350キャラバンと旧モデルのE25キャラバンは同じ足回りですので、E25キャラバンにお乗りの方も参考にしてみてください!





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コメント

コメント一覧 (2件)

  • なんと ブーツ交換までやっちゃうんですねぇー。
    分解、組立手順!さすがです。ゴム類の劣化が始まりましたね。こちらも同年の車ですので注意して見てみます。

    • キャラバスさん
      キャラバスさんのもゴム劣化始まりましたか!早めに修理しておいた方が良いかもしれませんね!

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