新車購入後、デフオイルは一度も交換していません。新車購入後はギヤの当たり(馴染み)が出るまでは汚れやすいと聞きます。
出来れば1年以内の交換を推奨という整備工場もあるようです。特に自分のはちょっと走行多めで、半年ちょいで13500kmも走ってます(汗)これはやばい・・・
車種は異なりますが、友達の三菱デリカD5のデフオイルは新車購入後約12000kmで交換したときかなり汚れていたらしいです。
心配なので、一応自分のNV350キャラバンも交換してみます!!
指定デフオイルと規定量
NV350キャラバンのメーカー指定デフオイルは、日産純正デフオイル「ハイポイドスーパーS 75W-90 GL5 品番:KLD36-75901」となっていて、2WD、4WD共に規定量は1.3リットル(リヤデフ)です。※デフオイル量などはこちらも参考にしてみて下さい。
因みにこのオイル、Y51フーガから採用された高性能デフオイルで、NV350ディーゼルの様な高トルク車に最適なんだとか!?新車にも入ってるらしいですよ。
それにしても、このオイル。高すぎです(汗)1リッター4000円位します!!オイルの添加剤がいい物入っているのかも知れないですが、実際のところどうなんでしょうね~!?市販の別銘柄と中身同じとかあり得るのでは!?
キャラバンのほか、現行セレナのデフオイルにも指定されてるみたいですので、現行日産車のデフは、殆どこのオイルなのかもしれませんね。
作業方法
まずはデフ下の作業スペースを確保!ジャッキアップ又はスロープ。今回はアストロの大きなスロープを使用しました!
上がフィラーで、下がドレンとなります。
ヘッドライトオートレベライザーが邪魔だったので外しておきました。
フィラーから緩める
デフやミッションオイルなどを交換するときは、エンジンオイルと異なり、基本的にフィラーから緩めます。
最初にドレンを外して、万が一フィラーが外れなかったら、オイルを入れるのが困難になりますからね!
NV350キャラバンのフィラーとドレンは13mmのドレンプラグですので、事前に専用工具の用意必須!
12.7mmのラチャットやスピンナーの差込で作業すると、最悪ドレンやフィラーを破損します!ホームセンターではあまり売っているところは見かけませんが、通販購入可能ですので、絶対買っておきましょう。
フィラーはスピンナーハンドルで簡単に緩んでくれました。
フィラーの汚れ具合はこんな感じ。デフオイル特有の臭いがキツイですね。
ドレンを緩める
オイル受け皿をセットし、ドレンを緩めます。多くのデフは、熱による微妙な伸縮があり、ドレンは規定締め付けトルク以上にキツキツになっています。
そのときはスピンナーハンドルに長いパイプ等をセットして緩めます!そのとき、基本的に手前に引いて緩めます。
押す方向に力を加えると、外れたり、滑った際、思いがけない怪我をする事があります。
ドレンが外れました!最初ドバット出ますが、1.3リッターしか入ってませんので、すぐにタラタラ程度に。
外れたドレンプラグがこちら。マグネットに鉄粉が付いてました!汚いですね~!これが新車購入後、走行13500kmのドレンです!
ネジ山掃除
ドレンとフィラーをパーツクリーナーや真鍮ブラシでお掃除します。
デフ本体のフィラー、ドレンのねじ山もお掃除!
シールテープ
テーパーネジですので、ドレンとフィラーにシールテープを巻きます。ネジの締まる方向へ4~5巻きしました。
シールテープはテンションかけながら巻き、巻き終えたら爪などでねじ山に馴染ませます。
ドレンやフィラーにシールテープか液体パッキンか?でよく議論されてますが、僕は掃除が容易なシールテープにしました!
デフ側(凹側)に液体ガスケット使うと掃除するのが面倒だったりしますが、シールテープはそれほどでもない経験があります。
※フィラーを外した際、液体ガスケットが付着していたので、整備マニュアルだと液体ガスケットかも知れません(汗)※追記2016/12/23整備マニュアルだと液体ガスケットでした。品名はガスケットフルード1215です。
ドレン締め付け
オイルが抜けたらドレンを締め付けます!
ドレンの締め付けはメーカー規定の締め付けトルクで締めますが、トルクレンチ持っていませんので、手締めです・・・基本はトルクレンチです。※規定トルク数値はこちらから
オイル注入
デフオイルやミッションオイルはサクションガンで注入するのが基本ですが、DIY野郎のぼくは持っていませんので、灯油ペコペコポンプで注入です!
こんな感じにセットしてひたすらペコペコするのみ!
硬いオイルでも何のその!ペコペコポンプ、優秀な道具です(笑)ホームセンターで99円です。
オイル缶が2本目に突入して、ちょっと入れると、フィラーからオイルが溢れてきました。これで規定量の1.3リットル入ったはずです!※正確にはクルマ前傾してるので、規定量+αかもです。
フィラーを締めます。当然ここもメーカー規定トルクで締め付け推奨です。ヘッドライトオートレベライザーを元に戻してデフオイル交換作業は終わりとなります!
ブリーダープラグの点検
デフオイル交換自体は、上記記事で完結なのですが、ついでにデフブリーダープラグも点検しておきます!
固着してたり、詰まっているとデフケースの内圧が上がり、オイルシールを痛める原因となる事があるようです。
新しいクルマは大丈夫かも知れませんが塩害車などは錆びてる可能性も否めません!デフオイル交換時はついでにチェックですね!
効果
デフオイルを交換していざ試運転!滑らかにクルマが動き、燃費向上効果あり!!!
と、いう事は決してありませんね!!
デフオイル交換しても、通常、体感できるほどの効果は無いと思います。
特に常にデフオイル交換しているクルマならなおさらです。
デフオイル交換動画版
こちらはデフオイル交換の様子を動画にしたものです。よろしかったらご覧くださいませ!
コメント
コメント一覧 (4件)
専用のドレンプラグソケット。大事・・・(;´・ω・)
プラグの変形や破損もだけど、
力がキチンと伝えられないですし・・・(;^ω^)
交換後、きも~ち?いくぶん??ほ~んのちょっぴりでも?
動きがスムーズになった!っと、思いたい(笑)
マッハ☆イッタさん
僕も大昔12.7で緩めようとして、危うくドレンを破損しそうになった事があります(笑)
デフオイル交換の効果は体感できませんのでプラセボ効果のみです(汗)
初めまして。本文中に、
>NV350キャラバンのフィラーとドレンは13mmのドレンプラグです
とありますが、私の(2016年式PGX4wd)は前後ドレンは13mmでピッタリで、
前後フィラーが13.5mmのソケットでピッタリでした。
K.Nさん
はじめまして。情報ありがとうございます。
今度交換するとき確認してみます!