モノタロウでネットサーフィン中、たまたま目についたワコーズのクーラントブースター(冷却水性能復活剤)を買ってみたので、マイNV350キャラバンに注入してみることにしました。クーラントブースターとは、その名通りで、LLCの添加剤となります。なんとなく買ってみただけのこちらの商品ですが、バイクや車系ケミカルで信頼度抜群のワコーズだけあり口コミ評価は抜群に良く、それなりの効果効能があるようです。
通常、NV350キャラバンのクーラント交換時期は初回で16万キロまたは5年となっていますが、私のキャラバンも購入から3年以上経過し、走行距離も5万キロを超えましたので、こちらのクーラントブースターを注入する良い機会かもしれません。目に見えて効果効能は実感できずとも、冷却系のリフレッシュには貢献してくれるはずです。
クーラントブースターの特徴
使用中のLLCに補充するだけで低下したLLCの寿命を2年延長できるので廃LLC量を減らし、交換作業を省いたエコ&スピーディーな作業が可能※注:6年に一度はLLC全量交換推奨
クーラントブースターの防錆剤、防食剤、消泡剤は冷却系で使用される各種金属部品(アルミ、鉄、銅、真鍮など)を強力に保護
各種乗用車、商用車、チューニングカーフォークリフト、産業機械等(ガソリン、ディーゼル、EV、HV、PHEV)のLLC超寿命タイプのLLCに対応
名称 | クーラントブースター |
用途 | 自動車、産業機械等の冷却水の防錆、防食、冷却性能向上 |
内容量 | 250ml |
種類・形式 | 水生・液体(黄色) |
成分 | エチレングリコール、モリブデン酸ナトリウム、防錆剤、消泡剤、冷却強化剤 |
適正量 | 冷却水に対し2.5~5%(冷却水5~10Lに1本) |
価格 | 税抜き1600円(2019年11月時) |
クーラントブースターの使い方
ワコーズクーラントブースターの使い方は至ってシンプルで、ラジエーター又はリザーバータンクからクーラントブースターを入れる分だけ、抜き取り、そこに適量のクーラントブースターを注入するだけです。適量は車種によりLLCの量が異なりますので様々ですが、目安としては、冷却水量に対してクーラントブースターが2.5~5%になるようにとの事です。
私のキャラバンの場合ですと、LLC量が11.2Lですので、それの2.5~5%となるとクーラントブースターの適量は280~560mlとなります。1~2本入れればだいたいOKということになりますが、今回は1本しか買っていませんので1本入れたいと思います。
冷却水の抜き取り
冷間時にラヂエーターキャップ(エキスパンションタンク)を開け、適当なスポイト等でクーラントブースター1本分の容量である250mlを抜き取ります。抜いたクーラントはたまたまちょっとだけクーラントレベルが下がっていた家の車に足しておきました!ん~エコですね!
ワコーズ公式サイトで確認したところ、問題ないとのことです。ただし、その場合クーラントブースターがエンジン内に循環するまで時間がかかってしまいます。循環するまでに要する期間の目安は、頻繁に使用する車で1週間程度、通常使用の車で半月(2週間)程度との事です。即効性を求める場合はラジエターに注入しましょう。※車種により異なりますのであくまでも目安です。
クーラントブースターの注入
クーラントブースターを良く振り、ラジエーター(エキスパンションタンク)に注入していきます。画像では液体の色を知ってもらうために計量カップに移し替えてから注入していますが、もちろん缶のまま注入して構いません。
零れ防止の漏斗はあったほうが安心ですね。ちなみにこの漏斗は100金ダイソーの折り畳みシリコン漏斗!この100均アイテムは地味にお勧めです。しかし、このクーラントブースターの色はなかなかですね(笑)皆さんは何に見えますか!?私は「アレ」に見えました(笑)
この車両もそうでしたが、車種によっては、しっかり1本分(250ml)クーラントを抜き取っても、クーラントブーススター1本分(250ml)を注入すると溢れる場合があります。これはラジエーターの形状、構造的によるもので、注入時に多少エアが噛んでしまっているからですね。
アッパーホースをもみもみしたらブクブク泡が出て大方のエアは抜けてくれましたが、それでも数十ミリリットルは入りきらず余ってしまったので、余りはリザーバータンクに注入しておきました。ラジエーターのエアは走行しているうちに消失するのでOKです!
ラジエターからクーラントブースター注入分の量を抜いても、注入時エア噛みが起きて入りきらない事があります。対策として最初から注入分より少し多めの350ml位を抜いておくのもありかもしれません。その場合は最後に多く抜き取ったLLC100ml分をリザーバータンクに戻せばOKです。
クーラントブースターを注入する前にラジエーター内を良く確認し、汚れやサビ、水垢が顕著な場合は最初にラジエーターの洗浄やLLCの交換を行います。
試運転
クーラントブースターを注入後さっそく100kmほど試運転(笑)無論何かを体感することはできませんでした。そもそもクーラントブースターはそういった商品じゃないですからね!
ただ、これは外気温の変化なのかクーラントブースターの効果なのかは不明ですが、何度も走行したことがある山道で水温をモニタリングしたところ、わざと負荷をかけまくっても、クーラントブースター注入前よりもマックスの水温が1~2度低いんですよね~。
注入前に同じ山道を走ると87~89度だったのが注入後は86~87度で落ち着きます。これがクーラントブースター注入によるものなのか真相はよくわかりませんが、多少なりとも冷却系のリフレッシュに繋がってくれれば良しとしましょう!防錆性能や消泡性能に関してはyoutubeの実験動画等でその効果を見ることができます。
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