NV350キャラバンのYD25DDTi(ディーゼル)搭載車は冷却水が減りやすい事で有名ですが、その原因の一つではないかと言われているのが、ザーブタンク通気孔からの冷却水漏れ&こぼれ!※原因は諸説あり真相は不明。
↓こちらがYD25DDTiエンジンのラジエターリザーブタンクの通気孔です。一見何かが折れた跡かと思うほどの適当な穴ですが、これが正常状態の通気孔となります。

ただの穴ではなくて、タンク上部にL型の通気孔を設けた方が良いのではないかと思いますが、このしょぼい穴にはなんらかの理由があるんでしょうか?ただのコストカット?不思議です。
ネットでの情報では、エンジン停止後にエンジンの余熱により冷却水が膨張して溢れているのでは?という意見も散見されます。

私の場合、最低でも一か月に1度はエンジンルームを開け、少しでも冷却水が減っている度に補給していたので、冷却水が極端に減っているという実感はありませんでしたが、確かに冷却水はこぼれて減っていますね。
今回はあまりにもふざけたチープ過ぎるリザーブタンクの通気孔をDIYで改良してみましたので、こちらで紹介させていただきます。
新車購入から9年、120000km走行で今更感があります。なんで今になってこの作業をしようかと思ったかと言えば、先日リザーブタンクを取り外して、洗浄した際に突然思いついたかからです!それだけです!
用意した物
リザーブタンクをDIYで改良するにあたって準備した物は以下のものです。ホームセンターと100均のもので揃えました。
- グロメット KGE-5A
- シリコンホース切り売り 内径3mm×外径5mm×長さ650mm
- ダイソーの醤油さし

取り付け方法
リザーブタンク上のカバーとリザーブタンクステーのビスを取り外し、リザーブタンクを車両から取り外す。

グロメットにシリコンホースを2cm程差し込む。

グロメットをリザーブタンク通気孔(約8mm)に取付けます。

リザーブタンクを車両に取付け、シリコンホースをバッテリー格納部に引き込みます。

エンジンルームからバッテリー格納部に繋がるところに丁度良い穴が空いていますので、そこにもグロメットを取付けています。

醤油さし上部側面にΦ5の穴を開けます。ドリルでも適当なキリでも穴開けは可能です。

醤油さし側面にシリコンホースを2cmほど差し込み、バッテリー脇に格納します。ジャストフィットで醤油さしが倒れる事はありません。

当初、醤油さしは無しにして、シリコンホース出口をエンジンルームの適当なところに設置する予定でしたが、せっかっくならキャッチタンク的な物を付けて観察するのも面白いと思い、設置する事になりました。もしかするとここに冷却水が噴き出て貯まるかもかもしれませんしね!

リザーブタンク改良後の画像です!これで冷却水の減りが弱まれば何らかの効果があるのかもしれません!しばらく観察してみたいと思います。何か進展ありましたら記事にしたいと思います。

取付け日2025/8/3。走行距離120600km。

コメント
コメント一覧 (2件)
私も10年NV350キャラバンディーゼルに乗っています。 購入当初からずっとクーラントは減っていたので、こんなものなのかと放置しておりましたが、その穴が原因だったんですね・・・・・
ディーラーに持っていった時にクーラントが減るんだと言うことを話したりしましたが、一切ここが原因の可能性があるとかいう話にはならず、なんでですかねぇって感じだったので、専門家でもわからないんじゃあまあしょうがないかと思っていました。
私も電化製品などを扱うプロではあるので、多少なりにはそういう知識もあり経験談とかも長くやってれば手に入っていきますが、ずっと自分の所で日産だけを整備してるプロがなぜここが原因じゃないか?っていう話にならないか不思議でならないです。正直に話されてそれでごねるような威圧感などは出していないとおもうんですけどねぇw
シシマイさん
コメントありがとうございます。
キャラバンディーゼル車のクーラント減りの原因が全てタンクの穴という訳ではないと思いますが、私自身の実体験ではDIY改良後明らかに減りが少ないですね!
ディーラーの対応は店舗にもよりますが、こういった不具合は結構適当にあしらわれて終わりのパターンが多い印象ですね(汗)
おそらく働き方改革などでスケジュールがかつかつで、ユーザーの要望を親身に聞くゆとりが無いのかなあと、勝手に推測しています。
それゆえに、あまり利益にならない仕事に関しては熱量が少ないという事もあると思います。
こういった不具合の場合、町工場のほうが真剣に考えてくれるかもしれませんね!
ブログ管理人