NV350キャラバンのワイパーアームとカウルトップを取り外してみましたので、作業内容をまとめておきたいと思います。
因みに今回カウルトップを取り外した理由なんですが、カウルトップで隠れた部分の状態が気になったからです!
NV350キャラバンユーザーであればご存じかと思いますが、カウルトップ部は洗車時必ず水が溜まり、拭いても拭いても水が出てきますよね。
カウルトップ内部は水が抜けにくいので、もしかして錆とか発生しているのではないかと思ったんです。
もし、錆とかあるようでしたら、それなりに処置をするというもくろみです。
- 年式:2016年
- 型式:VW2E26
- エンジン型式:YD25DDTi(ディーゼルターボ)
- トランスミッション:5AT
- 駆動方式:2WD
- グレード:GXライダー
- ボディ:ロングボディ標準幅
- 定員:2/5人
- カラーコード:KH3(スーパーブラック)
ワイパーアームの外し方
ワイパーを作動させてオートストップ位置にします。
ウインドウにテープ等を貼り、ワイパーブレード原点位置をマークしておきます。
カウルトップ周りをしっかり養生します。
ワイパーアーム付け根のキャップを取り外します。基本的に工具なしで取り外せると思いますが、固着している場合、マイナスドライバーなどで溝部をこじれば外せます。
14mmサイズのナットを緩めまます。ここのナットは結構キツく締まっていましたね。
ワイパーアーム付け根をグイグイあおりながら手前に引き、ワイパーアームを車両から取り外します。
助手席側のワイパーアームも同様に取り外します。
カウルトップの外し方
カウルトップは13個のクリップで止められていますので、リムーバーで慎重にクリップを外していきます。赤点部分がクリップがある部分です。
私はアストロプロダクツの幅広のリムーバーを使用して端からカウルトップを引き上げ、クリップを取り外していきました。
全てのクリップを外したら、助手席側カウルトップ下のウインドウウォッシャーチューブを分離します。
カウルトップの取り外し完了です!
カウルトップのクリップ位置、形状はこのような感じですね。取り外しの際、参考になればと思います。
カウルトップで隠れた部分の状態は!?
カウルトップの下は花粉?の黄色味がかった汚れで酷い状態でした!
汚れが酷いだけで、錆とかは無さそうですが、やっぱりここは水が抜けない構造だという事が分かりました。これって構造的にどうなんですかね(汗)今は良くても後々錆の原因になりそうな予感がします。
掃除とタッチアップ塗装
折角カウルトップを外したので、綺麗にお掃除。
わざと水を溜めた様子です。凄い量の水が溜まるんですね!これはヤバイ(笑)
乾燥後は淵の所々にあった塗装剥げをタッチアップ塗装。
塗装乾燥後は家にあったFW1でワックスがけをしておきました。
ついでにトヨタアルミテープチューンを施す
カウルトップなんてめったに外す事もないので、カウルトップ裏側に余っていたトヨタ純正のアルミテープをカットして貼り付けておきました。さらにウインドウ下隅4箇所にも、、、効果は不明です。
カウルトップとワイパーアームの取り付け
カウルトップとワイパーアームの取り付けは基本的に取り外しの逆手順となりますが、取り付け時いくつかポイントがありますのでご紹介いたします。
カウルトップ取り付け時の注意点
カウルトップを止めるグロメットはスポンジパッキン付きグロメットとなっております。※四角いのが1個、楕円のが12個。
パッキンが痛んでいると、防水性が損なわれ車内に水が浸入してしまう場合もありますので、できれば新品に交換した方がよいかもしれません。
また、カウルトップ側のクリップも破損していまう恐れがあるので、あらかじめ予備を持っていた方が良いかもしれませんね。※全箇所で13個。
品番と価格は以下の通りです。
名称 | 品番 | 価格(税別) |
---|---|---|
四角グロメット | 80874-0P000 | 120円 |
楕円グロメット | 80874-3XA1A | 120円 |
カウルトップ側クリップ | 66820-3XA0A | 60円 |
ワイパーアーム取り付け時の注意点
ワイパーアーム取り付け前にスプラインの掃除をします。ここにカスがあるとナット緩みの原因となります。
ワイパーアームの取り付け時、原点位置が分からなくなってしまった場合、メーカーの基準値で取り付ける事になります。以下表はメーカーの基準値となります。計測部は画像の位置です。(ワイパーブレード先端中心とカウルトップの端)
運転席側 | 助手席側 |
---|---|
標準ボディ車55mm±7.5mm (ワイドボディ車55.9mm±7.5mm) | 標準ボディ車30mm±7.5mm (ワイドボディ車36.9mm±7.5mm) |
ワイパーアーム固定ナットの規定締め付けトルクは23.5N・mです。
ナットを締め付けたらワイパーを作動させてオートストップ位置にし、ワイパーブレードが規定位置範囲内で停止しているのを確認します。最後にナットキャップを取り付けてワイパーアームの取り付けは作業完了です。以上参考になれば幸いです。
コメント
コメント一覧 (4件)
先日、デットニングのために運転席の足音のカーペットを剥いだのですが、運転席側の足元に水溜りができていました。
ディーラーとか購入した中古屋さんに持って行き水漏れ修理(ディーラー保証は3年)をしてもらたのですが、原因はカウルトップを固定する楕円の白いパッキンの隙間から水が入ってきていたようでした。
この症状はWebでも他にいらっしゃったので、注意点かと思います。
パッキンのハマってる穴は車内に貫通しているそうです。
今回は、中古販売店の保証で修理しましたが、パッキンを全部新品に替え、取り付けにシリコンコーキングしてました。
運転席の足元は、配線の溝に水がたまり、カーペットのニードルフェルトが水を吸って乾かすのが一苦労です。
今まもまだ湿っています。
カーペットは剥いで乾かさないと、いつまでたっても乾きません。
破壊班さん、画像で水かけてる様ですので一度確認した方が良いと思います。
あとカウルトップの止具? が取り付け時に結構簡単に破損します。
今回の修理での取り外しで、2箇所破損してしまいました。
保証修理だったので、カウルトップも新品パーツに交換してもらいましたが、注意が必要かと思います。
ゆきおさん
コメントありがとうございます!
グロメットのパッキン部(スポンジ)は確かに劣化して水漏れしそうですよね!
自分の車の場合、パッキン部がそれほど痛んでいないような感じでしたので、無交換で再利用しましたが、本来は新品に交換が望ましいかもしれないですね。
今のところ水漏れは無さそうですが、そのうちグロメットを交換してみようと思います。
その際はカウルトップの留め具破損にも最新の注意を払いたいと思います!
情報ありがとうございました!
コメント失礼します。
水が溜まる構造からの車内への雨漏り、こちらの写真を拝見していて気づいたんですが、カウルトップを取り付ける付近のボディ構造が以前と変わっている気がします。
https://stat.ameba.jp/user_images/20200430/15/yorimitimasao/2e/3d/j/o1920144014751344166.jpg
グロメットの位置も全然違いますが(例えば1つしかない四角いグロメットの位置が全然違う。楕円のグロメットも位置が違う)、それ以前にボディ側の形も違っている気がします。
上に貼ったブログのリンクの画像では、ボディ側の形は複雑な凸凹の面が多いのに対して、主さんのNV350キャラバンの全て、のブログのこの記事の写真をみると、ボディの凸凹面がかなり無くなってシンプルな面形状になっているように見えました。
水漏れ対策なのか、水抜きをよくするためなのか、それとも他の対策なのかは不明ですが、意図的に変えられているので何かを改善したことは間違いなさそうです。
ネットを調べていても、古い形のボディの時の年式に乗られている方は、水漏れ被害を経験している方が多そうです。
確信はもてませんが...
お休みなさいさん
情報ありがとうございます!
もしかすると雨漏れ対策で形状変更をしたんじゃないですかね!
年式が変わると色々なところがしれっと仕様変更されていますよね~!